【速報】貿易赤字が過去最大の2.8兆円 エネルギー高騰と円安の影響 8月の貿易収支 13か月連続の赤字!?

エネルギー価格の高騰や円安の影響により、8月の貿易収支は13ヶ月連続の赤字となった。
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財務省
財務省が発表した8月の貿易統計は、輸出から輸入を差し引いた「貿易収支」が2兆8173億円の赤字となり、1979年1月以降で過去最大の赤字となった。エネルギー価格の高騰や円安の影響で、輸入が3カ月連続で10兆円を超え、過去最高の10兆879億円となったことが主な要因。
原油はアラブ首長国連邦(UAE)を中心に輸入額が90.3%増と大幅に増加した。石炭と液化天然ガス(LNG)の輸入額はそれぞれ3.4倍、2.4倍に膨れ上がった。円安・ドル高が輸入品価格を押し上げているため、貿易赤字は今後も続くとみられる。
これまでで最大の貿易赤字は2014年1月の2兆7951億円で、これも円安と資源輸入の膨張が原因である。
輸出も8月に8兆610億円と過去最大となった。米国向け自動車、オーストラリア向け軽油、中国向け半導体製造装置などが伸びた。
円換算での原油の単価は1キロリットルあたり95,608円で、前年同月比44,606円の上昇となった。為替レートは、8月平均で1ドル=135.08円、前年同月比22.9%の円安となった。
赤字幅は13カ月連続で、東日本大震災後の2015年2月に32カ月連続で赤字が続いて以来の長さとなった。
貿易赤字が拡大すると、企業などは支払いに必要なドルなどの外貨を調達するために円を売る必要があり、さらなる円安につながる可能性がある。